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WORK REPORT

2013年6月7日

ダットサイト付 ゴム銃 アサルトライフル





第12作目のゴム銃ができました!

今度のゴム銃は10作目のP10 - サバイバーの後継機となるアサルトライフル型ゴム銃です。
サバイバーの弱点であったリアヘビーな重量バランスからくる持ち重り感を解消すべく
グリップあたりに重心を置く設計とし、その重心の上に最も重量のあるダットサイトを搭載しました。

ダットサイトも小型・軽量・低価格な物を選定しP10 - survivor と比較して約200gの軽量化に成功。
重量バランスの良さもあり、より素早く正確なエイミングが可能となり
その精度と戦闘力は更なる領域へ・・・。






名称は P12K - Ace Striker (ぴーじゅうに けー エースストライカー)

作者で私 ぷち の 第12作目 使い手は(K)けいたろう
未来のエースを目指して エースストライカー と命名しました。









銃身長は275mm。そこから後方にダットサイトまでに約80mmの余裕があり 
装填する輪ゴムをカタがけしやすいようにしてあります。

カタがけとは 輪ゴムをかけた時に片側を極端に張った状態にして
発射した時の初速を上げて直線性をアップさせる高等テクニック

ダットサイトから後方にも約90mm伸びた銃身は 近すぎず遠すぎず 
ベストなポジションでダットサイトを覗き込む為の機能を求める為に産まれた 必然の形状なのです

ゴム銃には必要のない弾倉マガジンについては
フォアグリップの機能と重量バランサーとしての機能があり
デザイン的なバランサーとしても一役買っている   と  思う。







ダットサイトは 電池式。 CR2032 ひとつ。
Amazonで10個 送料込の298円  

これならうっかり電源入れっぱなしで忘れてしまっても まぁいいか と諦められる
最高のコストパフォーマンスですね

ダット色は 赤 と 緑 が選べて 明るさはそれぞれ5段階

グラサンをかけるとちょうどいいのかもしれませんが
裸眼だと一番暗い設定でも明るくてにじんで見えてしまいますが
使えない事はないので まぁいいでしょう。







ダットサイトのゴム銃への取り付けは、ホームセンターで20mm幅のアルミステーを買ってきて
形状に合わせて切って、削って、ネジ穴を開けて加工してみました。マウントレール自作です。









それでは内部構造を。
まず引き金(トリガー)引くと、中央の棒(シアー)が前に押し出され、
銃身上部のホールドフックを瞬間的に解放する単純な構造です。

トリガーの復帰には シアーの前方に取り付けた押しバネで。
ホールドフックの復帰は、ごく柔らかい線の細い引きバネを使っています。

今回、個人的に技ありだな。と思う部分は ホールドフック復帰用の引きバネとシアーの立体交差部分。
お互いに理想的な位置関係を阻害する事なく、機能している点について 自己満足度MAXです。

あとフィーリング的な部分ですが トリガーとシアーの接続部に金属板を取り付けて 
トリガーの引き味を 滑らかで柔らかくしました。

木と木がこすれ合うと 摩擦度が高いのか じんわり引き金を引くと『ぐ ぐ ぐ ぐ』とわずかな振動が起きて
微妙に照準がずれてしまう問題が起きて非常に苦労しましたが 木と金属のハイブリッドなハーモニーで問題を克服
こちらも自己満足度Maxです。







ゴム銃 アサルトライフル P12K - Ace Striker (動画)


全体の重量の軽さとバランスから可能となる素早く正確なエイミングにより
驚くほどイージーに的を射抜く事ができるPシリーズ 最新にして史上最強のゴム銃

しかし、少しでも性能に過信や油断をすると うそみたいにイージーに 的を外す・・・ 
気の抜けない緊張感もまた 持ち合わせていて そんな所も含めて やはりゴム銃は面白い!のです。

今後も楽しいゴム銃の名品を作っていきたいですね!






名称:P12K - Ace Striker (ぴーじゅうに けー エースストライカー)
発射方式:単発 瞬間解放式 
全長:560mm 銃身長:275mm 全高:215mm 全幅:45mm 重量:727g
装弾数:単発  適合装弾:オーバンド16番
材質:檜、白木集成材、縞紫檀、シナベニヤ板、アガチス、
   真鍮ネジ、ステンレスネジ、引バネ、押バネ、真鍮丸棒

 


投稿者 ぷち : 23:16 | ゴム銃 作品集 |

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