2013年11月18日
P17 - SR10
第17作目のゴム銃ができました!
今度のゴム銃はハンドガンタイプのセミオートマチック 10連発
銃の名前は 正方形の回転翼(suquare-rotor)の頭文字と装弾数10発を略した名称です。
このゴム銃は3つ同時に制作しました。
まず最初に試作機を作って全体のデザインバランスを見ながら動作チェックや
トリガー&回転翼のベスト位置確認をしてから、
今度のゴム銃射撃大会に賞品として提供する量産型モデルの作成と
自分用のHQ(ハイクオリティモデル)を作成しました。
各モデルの違いは材料のチョイスと微妙なデザインや装飾が違うだけで
ゴム銃としての基本性能はまったく同じです。
それでは外観をご覧下さい。
P17-SR10のハイエンドモデル HQ で説明をしていきます
外観のデザインはPetit-R.B.Gun Armsの伝統であるガバメント風のデザインを継承しながら
各モデルで培ったデザインや装備を取り入れたものとなっています。
メインの材料は ヒノキ
グリップ&回転翼&安全装置は本紫檀(ほんしたん)
トリガーはナラ、トリガーガードはシナベニアです
一方、試作機と量産モデルには 軽量で安価な 白木集成材をメインに杉板をグリップに使用
どちらも柔らかくて加工がしやすくストレスフリーに作業が進められます。
回転翼で10連発
じつはこれはなかなかの多弾数なんです。
板厚は9mmの3層構造。
これだと回転翼の厚みなどを差し引くと、たくさんの輪ゴムを掛けた時に必要なスキマを確保するのが困難になりますが
回転翼を制御するトリガー上部の厚みを削り、フレームの内側の肉厚を薄くし、その代わり
10発の強大なトルクの掛かる回転翼には充分な厚みを持たせて強度を確保。
軸にも太めの2.6mmの真中棒を使用した余裕の安心設計が施してあります。
フレームの内側を削り取った分、外側にアタッチメントを貼付け
軸受けにも充分な強度と耐久性を確保しつつ、軸受けの穴は3.1mmと大きめの設定で
いわゆるバカ穴というやつで回転時に抵抗を少なくする設計をしてあります。
フロント部分には 輪ゴムを掛けやすい、なおかつ解放時にひっかかりのない形状をデザインしてあります。
最大弾数をかけた状態でもまだ余裕があります。
最大装弾数10発をかけた状態の回転翼部分はこんな感じに。
こちらもまだ1〜2発は余裕で対応できるスキマが少々ありそうです。
次に内部構造はこのようになっています。
パーツはトリガーと回転翼の2点のみというシンプルな構造になっています。
かの 茶人・・・
千利休のこんな言葉があります。
『稽古とは 一から習い十を知り 十より返る元の その一』
進化型ゴム銃の存在をはじめて知った時に、 おぉ!これはすごい!
と思った正方形の回転翼式の連発銃。
憧れのゴム銃を今こうして作れるようになり、それでも日々発見があり、
次への課題と創作意欲がどんどん湧いてきます。
いったいどこまで行けば(自己)満足できるのか・・・・
ゴム銃ライフはまだまだ続きます。
最後に射撃の動画をご覧下さい
ご視聴、ありがとうございました♪
名称:P17 - SR10 HQモデル(ぴーいちなな えすあーる てん)
発射方式:連発 回転翼 セミオート
全長:310mm 銃身長:260mm 全高:140mm 全幅:37mm 重量:215g
装弾数:10発 適合装弾:オーバンド16番
材質:檜、本紫檀、黒檀、ナラ、アガチス、シナベニア、ステンレスネジ、引バネ、真鍮丸棒
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